愚書(読み)グショ

デジタル大辞泉 「愚書」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐しょ【愚書】

価値のない、くだらない書物
自分著書手紙をへりくだっていう語。
[類語]手紙寸書寸簡寸楮すんちょ愚札

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精選版 日本国語大辞典 「愚書」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐しょ【愚書】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 価値のない書物。
    1. [初出の実例]「近刊の多くが愚書で〈略〉一年経たないうちに忘られてしまふものもあるから」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉新著を閑却するはホントウの読書家に非ず)
  3. 自分の書いた書物、手紙をへりくだっていう語。愚状
    1. [初出の実例]「二条殿へ捧愚書候」(出典石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)五月二七日)

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