愚書(読み)ぐしょ

精選版 日本国語大辞典 「愚書」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐しょ【愚書】

〘名〙
価値のない書物
※読書放浪(1933)〈内田魯庵新著を閑却するはホントウ読書家に非ず「近刊多くが愚書で〈略〉一年経たないうちに忘られてしまふものもあるから」
自分の書いた書物、手紙をへりくだっていう語。愚状
石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)五月二七日「二条殿へ捧愚書候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「愚書」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐しょ【愚書】

価値のない、くだらない書物。
自分の著書や手紙をへりくだっていう語。
[類語]手紙寸書寸簡寸楮すんちょ愚札

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android