愛い(読み)ウイ

デジタル大辞泉 「愛い」の意味・読み・例文・類語

う・い【愛い】

[形]《「う(憂)し」から転じた語とも。ほとんどが連体形用法。多く、目下の者に対して用いる》感心である。けなげである。
「我が眼はたがわず―・いやつ出来でかしたり」〈露伴・寝耳鉄砲〉
[類語]可愛いいとしいいとおしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愛い」の意味・読み・例文・類語

う・い【愛】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( ほとんど連体形の用法だけ ) 好ましい。愛すべきだ。殊勝だ。けなげだ。主に目下の者にいう。
    1. [初出の実例]「『それがしがゑぼしが、はげてあったが、なにとした物であらふぞ』『こころへまして、此中ぬりにやって御ざりまする』『一段ういやつぢゃ、いそいでとってまいれ』」(出典:狂言記・烏帽子折(1660))
    2. 「今の難義を救ふたるは業に似ぬうい働」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む