デジタル大辞泉 「愛い」の意味・読み・例文・類語 う・い【▽愛い】 [形]《「う(憂)し」から転じた語とも。ほとんどが連体形の用法。多く、目下の者に対して用いる》感心である。けなげである。「我が眼は違たがわず―・い奴やつ出来でかしたり」〈露伴・寝耳鉄砲〉[類語]可愛い・愛いとしい・愛いとおしい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「愛い」の意味・読み・例文・類語 う・い【愛】 〘 形容詞口語形活用 〙 ( ほとんど連体形の用法だけ ) 好ましい。愛すべきだ。殊勝だ。けなげだ。主に目下の者にいう。[初出の実例]「『それがしがゑぼしが、はげてあったが、なにとした物であらふぞ』『こころへまして、此中ぬりにやって御ざりまする』『一段ういやつぢゃ、いそいでとってまいれ』」(出典:狂言記・烏帽子折(1660))「今の難義を救ふたるは業に似ぬうい働」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例