デジタル大辞泉
「愛しい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いとし・い【愛】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]いと
し 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「いとおしい」の変化した語 ) - ① かわいそうだ。ふびんである。痛わしい。
- [初出の実例]「散々に申しておい出て御ざるが、いとしひ事を致た」(出典:虎明本狂言・鈍太郎(室町末‐近世初))
- ② かわいい。慕わしい。
- [初出の実例]「いとしうもなひ物、いとおしいといへどなう、ああ勝事」(出典:歌謡・閑吟集(1518))
- 「俺は俺自身が愛惜(イトシ)い」(出典:桐の花(1913)〈北原白秋〉ふさぎの虫)
愛しいの語誌
用法としては古くは親から子に対するものが多かった。のち男女間に、近世には子・従者から親・主人にも用いられるようになる。→「いとおしい」の語誌。
愛しいの派生語
いとし‐が・る- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
愛しいの派生語
いとし‐げ(いとし‐なげ)- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
愛しいの派生語
いとし‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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