デジタル大辞泉 「愛しい」の意味・読み・例文・類語 いとし・い【▽愛しい】 [形][文]いと・し[シク]《「いとおしい」から》1 かわいく思うさま。恋しく慕わしい。「―・いわが子」「―・い人」2 かわいそうだ。ふびんだ。「哀れな境遇を―・く思う」[派生]いとしがる[動ラ五]いとしげ[形動]いとしさ[名][類語]愛愛しい・愛い・いとおしい・愛らしい・愛くるしい・可愛い・可愛らしい・あどけない・いじらしい・しおらしい・めんこい・可憐かれん・キュート・いたいけ・しとやか・ほほえましい・ほおえましい・ほのぼの・ほんわか・愛嬌あいきょう・愛想あいそ・なごむ・なごやか・憎めない・チャーミング・癒やし系・癒やす・ラブリー・がんぜない・いとけない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「愛しい」の意味・読み・例文・類語 いとし・い【愛】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]いとし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「いとおしい」の変化した語 )① かわいそうだ。ふびんである。痛わしい。[初出の実例]「散々に申しておい出て御ざるが、いとしひ事を致た」(出典:虎明本狂言・鈍太郎(室町末‐近世初))② かわいい。慕わしい。[初出の実例]「いとしうもなひ物、いとおしいといへどなう、ああ勝事」(出典:歌謡・閑吟集(1518))「俺は俺自身が愛惜(イトシ)い」(出典:桐の花(1913)〈北原白秋〉ふさぎの虫)愛しいの語誌用法としては古くは親から子に対するものが多かった。のち男女間に、近世には子・従者から親・主人にも用いられるようになる。→「いとおしい」の語誌。愛しいの派生語いとし‐が・る〘 他動詞 ラ行四段活用 〙愛しいの派生語いとし‐げ(いとし‐なげ)〘 形容動詞ナリ活用 〙愛しいの派生語いとし‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by