愛おしい(読み)イトオシイ

デジタル大辞泉「愛おしい」の解説

いとおし・い〔いとほしい〕【愛おしい】

[形][文]いとほ・し[シク]
大事にして、かわいがりたくなるさま。たまらなくかわいい。「どの子犬も―・く思う」
かわいそうだ。気の毒だ。「被害にあった子供たちが―・い」
困ったことである。つらい。
「残りなく見せ尽くさむと思へるこそ―・しけれ」〈・帚木〉
[補説]動詞「いと(厭)う」からの派生という。つらいと思ってうとましく思うさま、苦痛で心身を悩ますさまを表すところから、自分に対しては、苦しい、つらいの意、他人に対しては、気の毒だ、かわいそうだ、いじらしい、さらに、かわいいの意が生じる。一説に「いたわしい」と関係する語ともいう。
[派生]いとおしがる[動ラ五]いとおしげ[形動]いとおしさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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