デジタル大辞泉 「愛おしい」の意味・読み・例文・類語
いとおし・い〔いとほしい〕【▽愛おしい】
1 大事にして、かわいがりたくなるさま。たまらなくかわいい。「どの子犬も―・く思う」
2 かわいそうだ。気の毒だ。「被害にあった子供たちが―・い」
3 困ったことである。つらい。
「残りなく見せ尽くさむと思へるこそ―・しけれ」〈源・帚木〉
[補説]動詞「いと(厭)う」からの派生という。つらいと思ってうとましく思うさま、苦痛で心身を悩ますさまを表すところから、自分に対しては、苦しい、つらいの意、他人に対しては、気の毒だ、かわいそうだ、いじらしい、さらに、かわいいの意が生じる。一説に「いたわしい」と関係する語ともいう。
[派生]いとおしがる[動ラ五]いとおしげ[形動]いとおしさ[名]
[類語]愛い・愛愛しい・いとしい・愛らしい・愛くるしい・可愛い・可愛らしい・あどけない・いじらしい・しおらしい・めんこい・