愛甲村(読み)あいこうむら

日本歴史地名大系 「愛甲村」の解説

愛甲村
あいこうむら

[現在地名]厚木市愛甲

津古久(つこく)丘陵の東端に位置し、東北部は水田、南西部は台地が広がる。西方は岡津古久(おかつこく)村、南は大住(おおすみ)郡石田(いしだ)村・高森(たかもり)村(現伊勢原市)、北は長谷(はせ)村・船子(ふなこ)村に接する。矢倉沢(やぐらさわ)往還が村の東南部を西へ通じ、巡見(じゆんけん)道が村の北西部を東に通る。玉(たま)川が村内を南東に蛇行して石田村・上落合(かみおちあい)村へ流れ、この川に堰を設けて取水し灌漑した。

寛元元年(一二四三)七月二八日の将軍藤原頼経家政所下文(県史一)にみえる「熊野山領相模国愛甲庄」の一部で、「吾妻鏡」治承四年(一一八〇)二月二〇日条にみえる愛甲三郎季隆の名字の地。村の南西部の台地上に愛甲三郎季隆の居跡と伝える場所がある。小田原衆所領役帳には内藤左近将監「三百廿五貫七百六文 中郡愛甲 此内百廿五貫七百六文」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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