愛知の準強制性交事件

共同通信ニュース用語解説 「愛知の準強制性交事件」の解説

愛知の準強制性交事件

2017年に愛知県で19歳の実の娘に性的暴行を加えたとして、父親が準強制性交罪で起訴された。名古屋地裁岡崎支部(鵜飼祐充うかい・ひろみつ裁判長)は19年3月、中学2年の頃から性的虐待があったとし「性交は意に反するもので、抵抗する意志意欲を奪われた状態だった」と認めた一方、拒めた時期もあったなどと判断。「抵抗不能な状態だったとは認定できない」として無罪(求刑懲役10年)判決とした。20年3月12日、名古屋高裁(堀内満ほりうち・みつる裁判長)は、抵抗が著しく困難な「抗拒不能」の状態だったと認め、懲役10年の逆転有罪判決を言い渡した。同11月に最高裁で確定した。

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