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感光核(読み)かんこうかく(英語表記)sensitivity speck

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

感光核
かんこうかく
sensitivity speck

写真乳剤中の粒子は微細なハロゲン化銀結晶であるが,この結晶のところどころに不完全な配列個所があると考えられている。これを感光核という。光が乳剤に当って吸収されると,ハロゲン化銀結晶中に,自由に動き回るエネルギーの高い状態の電子 (自由電子) が生成し,これが感光核のところで,結晶中を遊動してきた銀イオンと結合し,中性の銀原子を生じる。このようにして生じた銀原子の数がある大きさ (4原子前後と考えられている) に達すると,現像核となる。現像はこの現像核から始り,やがてハロゲン化銀粒子が銀粒子に変り,黒化する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の感光核の言及

【感光】より

…この電子と正孔の寿命は短いが,その間に電子または正孔は結晶中のエネルギー状態の低い部分(たとえば銀原子や硫化銀あるいは結晶格子の不規則な部分など)に捕獲される。このような部分(感光核sensitivity speckと呼ばれる)に電子が捕獲,蓄積されると,負の電荷が形成され,臭化銀結晶中の動きうる格子間銀イオンAgを引き寄せてその正電荷を中和する。その結果,臭化銀結晶中には銀原子Agが析出する。…

※「感光核」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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