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化学増感 かがくぞうかんchemical sensitization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学増感
かがくぞうかん
chemical sensitization

化学的な作用により,写真の感光性を高める増感方法。たとえばハロゲン化銀写真の感光乳剤の製造工程において,乳剤中に還元剤や硫黄化合物,貴金属塩 (通常は金塩が用いられる) を微量加えると,ハロゲン化銀結晶に対するこれらの物質の化学作用により,ハロゲン化銀自身の感度が増大する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の化学増感の言及

【写真乳剤】より

…写真乳剤はゼラチン水溶液中で,水溶性銀塩(例えば硝酸銀)と水溶性ハロゲン化アルカリ(例えば臭化カリウム)の複分解によりハロゲン化銀微粒子を形成して調製する。写真感度を高めるために,種々の増感法(通常は化学増感と分光増感)が乳剤に施される。化学増感は,乳剤に増感剤を添加して加熱かくはんすることにより粒子表面に微量の不純物を導入し,感光波長域を変えずに写真感度を増加させるために用いられる。…

【増感】より

…ちなみに,銀板の感度は現在のISO感度で表すと0.01程度と推定される。写真感光材料の感度は図に示すように年代とともに高くなっているが,これは技術的には現像法の発明,臭化銀ゼラチン乳剤の発明,分光増感技術,化学増感技術,乳剤技術の進歩に負っている。1983年にはISO1000のカラーネガフィルムが発売され,また拡散転写法のインスタントフォトグラフィーではISO20000の黒白感光材料も市販されているので,銀板写真と比べると写真感光材料の感度は105倍も高くなっている。…

※「化学増感」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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