感応道交(読み)カンノウドウコウ

デジタル大辞泉 「感応道交」の意味・読み・例文・類語

かんのう‐どうこう〔カンオウダウカウ〕【感応道交】

仏語。仏の働きかけと、それを感じ取る人の心とが通じ、相交わること。師と弟子とが相投合することにもいう。

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精選版 日本国語大辞典 「感応道交」の意味・読み・例文・類語

かんのう‐どうこうカンオウダウカウ【感応道交】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏と人間とが融和すること。人に応じた仏のはたらきかけと、それを感じとる人の心とが相交わり、合致すること。
    1. [初出の実例]「檀越信力亦復甚深、感応道交、有此奇事矣」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)下)
    2. [その他の文献]〔法華文句‐六下〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「感応道交」の意味・わかりやすい解説

感応道交
かんのうどうこう

仏と衆生との関係についていう仏教用語。衆生に機縁があれば,仏の力が自然に応じて,衆生の感と仏の応とが互いに相通じ相交わること。

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