あわただし‐さ【慌さ】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「あわたたしさ」。形容詞「あわただしい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの ) あわただしいこと。また、その度合。
- [初出の実例]「継母(ままはは)の北の方などの、にはかなりしさいはひのあわたたしさ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
- 「非難を受けまいと思へば思ふほど、心の匆惶(アワタダ)しさは一通りでない」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉二一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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