デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慶俊(1)」の解説 慶俊(1) きょうしゅん ?-? 奈良時代の僧。河内(かわち)(大阪府)の人。奈良大安寺の道慈から三論,法相(ほっそう),華厳(けごん)をまなぶ。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)5年(753)法華寺の大鎮となり,8年律師。一時道鏡にその座を追われるが,宝亀(ほうき)元年復帰して少僧都。天応元年光仁(こうにん)天皇から山城(京都府)の愛宕(あたご)山をあたえられ,修験道場をひらいた。俗姓は葛井(ふじい)(藤井)。法名は慶峻ともかく。著作に「一乗仏性究竟論記」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例