(読み)ケイ

デジタル大辞泉 「憬」の意味・読み・例文・類語

けい【憬】[漢字項目]

常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]あこがれる
気がつく。
遠く行くさま。
あこがれる。「憧憬
[補説]3日本での用法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「憬」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

[字音] ケイ
[字訓] とおい・さとる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は景(けい)。〔説文〕十下に「覺悟するなり」とあり、心に悟る意とするが、その用例はない。〔説文〕に引く〔詩、魯頌、水〕の「憬たる彼の淮夷」は、〔毛伝〕に「行の貌なり」とあって遥遠の意。あこがれる意の憧憬(しようけいどうけい)は、中国の文献にみえず、憧愚(どうぐ)のように愚かの意に用いる。憧憬はおそらく(しょうこう)の意であろう。はもと自失の状をいう語であった。

[訓義]
1. とおい、はるか、広やかなさま。
2. さとる。

[古辞書の訓]
名義抄〕憬 サトル

[熟語]
憬憬憬悟憬集・憬然憬俗憬途
[下接語]
憧憬

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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