ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「憲法の変動」の意味・わかりやすい解説 憲法の変動けんぽうのへんどう 広く憲法がなんらかの形で変化する一切の現象をいう。通常,憲法変動の諸形態として,(1) 憲法廃絶,(2) 憲法除去,(3) 憲法改正,(4) 憲法破毀,(5) 憲法停止,(6) 憲法変遷に区別される。 (1) ,(2) は憲法制定権力の変動の有無に違いがあるが,いずれも憲法そのものの崩壊であり,逆にいえば,新憲法の生成である。 (3) ~ (6) は,いずれも,既存の憲法が全体として効力を有する枠内で,一定の憲法規範の効力が特定の方法で変化する現象を意味する。憲法の変動とは狭義においては後者をさす。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by