戎島町(読み)えびすじまちよう

日本歴史地名大系 「戎島町」の解説

戎島町
えびすじまちよう

[現在地名]西区川口かわぐち一丁目・本田ほんでん一丁目

江之子島西之えのこじまにしの町の木津きづ川を挟んだ西側の九条くじよう島北部にある。浜に沿った南北に細長い町で、同川に亀井かめい橋が架かる。北は幕府川口御船手屋敷。慶安二年(一六四九)大坂三郷北組に組入れられ、明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図に「ゑひすしま」とみえる。元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数二二・役数二八役で、うち年寄分一役が無役。年寄は尼崎屋甚右衛門。当町は木津川安治あじ川の分流点にあたる川口と通称される地域に属しており、この地域全体を戎島と総称することもあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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