成人病胎児期発症説(読み)セイジンビョウタイジキハッショウセツ

デジタル大辞泉 「成人病胎児期発症説」の意味・読み・例文・類語

せいじんびょう‐たいじきはっしょうせつ〔セイジンビヤウタイジキハツシヤウセツ〕【成人病胎児期発症説】

胎児期の低酸素・低栄養状態が、成長して成人になったときの成人病生活習慣病)の素因となるという仮説。1986年に英国医師・疫学者D=バーカー提唱。のちに、胎児期に限らず、新生児乳児期における生育環境も影響するというDOHaDドーハッド説が登場した。胎児プログラミング仮説FOAD(fetal origins of adult disease)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 乳児期

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android