成滝村(読み)なるたきむら

日本歴史地名大系 「成滝村」の解説

成滝村
なるたきむら

[現在地名]掛川市成滝・金城かねしろ旭台あさひだい

さか川の流域にあり、北から西は宮脇みやわき村。東海道が通る。戦国期は鳴滝なるたき郷と称され、山口やまぐちのうちにあった。現安養寺あんようじの白山神社が所蔵する永正一七年(一五二〇)五月吉日の年紀をもつ鰐口銘に「佐野郡山口鳴滝郷安養寺白山之鐘」とみえる。文禄二年検地高目録に村名がみえ、高二六四石余。元和五年(一六一九)以降は掛川藩領。正保郷帳では田方一八五石余・畑方七三石余。文政一二年(一八二九)の御高等書留によると高二六六石余(うち新田六斗余)、毛付高二四五石余の納辻米三八五俵余、家数六一(本家五四・柄在家七)・人数二三三、馬九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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