戦略提携(読み)せんりゃくていけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戦略提携」の意味・わかりやすい解説

戦略提携
せんりゃくていけい

企業競争に勝残るために,他社提携してその他の企業と競争する企業提携をいう。大企業間の実際の競争はほとんどこの形態をとるといっていい。具体的な結託の方法で最も劇的なものは合併であるが,実際には各種の提携が圧倒的に多い。そのなかで最も強固な関係を築けるのは資本提携で,そのほか技術提携,販売提携,人材提携などがある。典型的な国際資本提携は,トヨタとゼネラル・モーターズ GMなど,自動車メーカーにおいて多くみられる。

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百科事典マイペディア 「戦略提携」の意味・わかりやすい解説

戦略提携【せんりゃくていけい】

企業経営において,自社弱み補完,あるいは強みを補強するために,他社と提携・協力関係を結び,利害リスクを共有すること。背景としては,開発コストの増加,市場規模のグローバル化などがある。

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