戦略提携(読み)せんりゃくていけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戦略提携」の意味・わかりやすい解説

戦略提携
せんりゃくていけい

企業競争に勝残るために,他社提携してその他の企業と競争する企業提携をいう。大企業間の実際の競争はほとんどこの形態をとるといっていい。具体的な結託の方法で最も劇的なものは合併であるが,実際には各種の提携が圧倒的に多い。そのなかで最も強固な関係を築けるのは資本提携で,そのほか技術提携,販売提携,人材提携などがある。典型的な国際資本提携は,トヨタとゼネラル・モーターズ GMなど,自動車メーカーにおいて多くみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「戦略提携」の意味・わかりやすい解説

戦略提携【せんりゃくていけい】

企業経営において,自社弱み補完,あるいは強みを補強するために,他社と提携・協力関係を結び,利害リスクを共有すること。背景としては,開発コストの増加,市場規模のグローバル化などがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android