結託(読み)ケッタク

精選版 日本国語大辞典 「結託」の意味・読み・例文・類語

けっ‐たく【結託・結托】

  1. 〘 名詞 〙 互いに心を通じて助け合うこと。力を合わせ団結すること。多く、ぐるになってよからぬことをすることにいう。
    1. [初出の実例]「結託嬌容益者。合和喜気豈香同」(出典:類聚句題抄(11C中)春色伴花来〈醍醐天皇〉)
    2. 「御用商人と結托(ケッタク)して不義の財を貪ったりするのは」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中)
    3. [その他の文献]〔北史‐高隆之伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「結託」の読み・字形・画数・意味

【結託】けつたく

相結ぶ。〔北史、高隆之伝〕身の長(たけ)尺、美鬚(しゆぜん)あり、深沈にして志氣り。~武と深く相ひ結託す。後、從ひて兵を山東す。

字通「結」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android