戦闘帽(読み)セントウボウ

デジタル大辞泉 「戦闘帽」の意味・読み・例文・類語

せんとう‐ぼう【戦闘帽】

日本軍が戦時に用いた略式軍帽。また、第二次大戦中の日本で、一般人も国民服着用のときにかぶったカーキ色帽子

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精選版 日本国語大辞典 「戦闘帽」の意味・読み・例文・類語

せんとう‐ぼう【戦闘帽】

  1. 〘 名詞 〙 旧日本陸軍で戦時にかぶった略式の帽子。および、旧日本海軍の第三種軍装の際の帽子。また、第二次世界大戦中、国民服着用の際にかぶったカーキ色の帽子。
    1. [初出の実例]「わづかに火災の夜にかぶって出た戦闘帽ひとつあるばかりだが」(出典:黄金伝説(1946)〈石川淳〉)

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世界大百科事典(旧版)内の戦闘帽の言及

【軍服】より

…シベリア出兵(1918‐25)の厳寒地の戦闘は,重装備の防寒服を作製させたが,その重量は,兵士の命取りともなった。満州事変で大量に使用した鉄兜は,その下にかぶれる軽い布の帽子を必要とし,日中戦争勃発(1937)の翌年に戦闘帽を制定する。同時に詰襟の軍服を開襟にもできる折襟に改め,肩章をやめて襟章とし,襟の兵科識別は胸の山形線にとりかえた。…

※「戦闘帽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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