戯れ心(読み)ザレゴコロ

デジタル大辞泉 「戯れ心」の意味・読み・例文・類語

ざれ‐ごころ【戯れ心】

たわむれの心。しゃれっけ。風流心。
田舎びたる―もてつけて」〈東屋

たわむれ‐ごころ〔たはむれ‐〕【戯れ心】

本気でない軽い気持ち。ふざけた気分。「戯れ心で口説く」

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精選版 日本国語大辞典 「戯れ心」の意味・読み・例文・類語

たわむれ‐ごころたはむれ‥【戯心】

  1. 〘 名詞 〙たわぶれごころ(戯心)
    1. [初出の実例]「千花子は本気であったか、戯(タハム)れ心であったかは分らぬ」(出典禽獣(1933)〈川端康成〉)

ざれ‐ごころ【戯心】

  1. 〘 名詞 〙 たわむれの気持。あだめいた心。風流心。しゃれけ。
    1. [初出の実例]「いかにうつくしき君の御され心なり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

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