精選版 日本国語大辞典 「戯者」の意味・読み・例文・類語
おどけ‐もの【戯者】
たわけ‐ものたはけ‥【戯者】
ざれ‐もの【戯者】
- 〘 名詞 〙 ふざけた、こっけいなことをする者。おどけもの。
- [初出の実例]「少将の乳母とかやいひて、大納言の五節に、出でたりしざれものにや」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)一)
じゃれ‐もの【戯者】
- 〘 名詞 〙 ふざけた、滑稽なことをする人。おどけもの。
- [初出の実例]「唐挙がしゃれもので戯て云ぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
たわ‐ものたは‥【戯者】
- 〘 名詞 〙 たわれたもの。うつけもの。馬鹿者。
- [初出の実例]「狂虚 太波毛乃」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))