戯開帳(読み)おどけかいちょう

精選版 日本国語大辞典 「戯開帳」の意味・読み・例文・類語

おどけ‐かいちょう ‥カイチャウ【戯開帳】

〘名〙 寺社開帳を利用して開く興行一つ。初めは客を引き止めておくために、乾物干魚で三尊物、不動明王などの仏像武器などいろいろな物を作り、客が大勢集まると、勝手道具小間物を尊い宝物に見たててこっけいなことばで説明したり、おもしろい法談をしたりする興行。とんだ霊宝。〔随筆・皇都午睡(1850)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android