戸沢正保(読み)トザワ マサヤス

20世紀日本人名事典 「戸沢正保」の解説

戸沢 正保
トザワ マサヤス

明治〜昭和期の英文学者,小説家,翻訳家 東京外国語学校校長。



生年
明治6年6月(1873年)

没年
昭和30(1955)年3月12日

出生地
茨城県水戸市

旧姓(旧名)
菊池

別名
別号=戸沢 姑射(トザワ コヤ),藐姑射山人

学歴〔年〕
東京帝大文化大学英文科〔明治32年〕卒

経歴
明治34年山口高校教員、38年五高教授、大正9年山口高校教授、昭和2年弘前高校長、7年東京外語校長、13年退職。若い頃浅野和三郎とともに「沙翁全集」の翻訳を行なった。また明治27年読売新聞の歴史小説懸賞募集に「しのぶ露」が当選。その後も「帝国文学」に歴史小説を発表した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「戸沢正保」の解説

戸沢正保 とざわ-まさやす

1873-1955 明治-昭和時代の英文学者。
明治6年6月9日生まれ。菊池幽芳の弟。五高,旧制山口高教授,東京外国語学校校長などを歴任。「沙翁(さおう)全集」の翻訳を浅野馮虚(ひょうきょ)とともに手がけた。昭和30年3月12日死去。81歳。茨城県出身。東京帝大卒。旧姓は菊池。号は姑射(こや),藐姑射(はこや)山人。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android