20世紀日本人名事典 「戸田宗見」の解説 戸田 宗見トダ ソウケン 大正・昭和期の茶道家,華道家 裏千家今日庵名誉教授;華道笑流斎派家元。 生年文久2年9月25日(1862年) 没年昭和17(1942)年12月29日 出生地尾張国名古屋(愛知県名古屋市) 別名幼名=孫吉,号=即日庵,順能斎,楽翁,華道名=一楽 主な受賞名〔年〕勲五等瑞宝章 経歴明治維新後、茶華道に心得のある父、戸田正寛(花遊軒)とともに東上、日本橋茅場町で茶華道の教授を生業とする。茶道では田中宗卜の門に入り、さらに裏千家13代の円能斎千宗室に認められて、のちに父および嗣子宗寛とともに東京の裏千家を取りまとめた。また華道では美笑流斎派家元となったあと、明治30年代に諸流を糾合して華道国風会を発起し、その発展に寄与した。著書に花書「四季の眺」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「戸田宗見」の解説 戸田宗見 とだ-そうけん 1862-1942 明治-昭和時代前期の茶道家。文久2年9月25日生まれ。尾張(おわり)名古屋藩士戸田正寛の長男。維新後父とともに上京し,田中宗卜(そうぼく)に師事,のち裏千家13代千宗室の内弟子となる。花道にも通じ尾張の美笑流斎派家元を称した。昭和17年12月29日死去。81歳。名は孫吉。別号に即日庵,順能斎,楽翁。著作に「四季の眺」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by