戸脇村(読み)とわきむら

日本歴史地名大系 「戸脇村」の解説

戸脇村
とわきむら

[現在地名]久米町戸脇

打穴うたの川と倭文しとり川との合流点にあたり、北は久米川南くめかわみなみ村、東は錦織にしこり村・下打穴下しもうたのしも(現中央町)、西は桑下くわしも村。倭文川に沿って西川にしがわ(現旭町)への道が通じ、当村域に旧道が残る(久米町史)正保郷帳では田方三五九石余・畑方七二石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳の改出高六八石余・開高一九石余。「作陽誌」の戸口は三〇軒・二一四人。天保九年(一八三八)の津山藩領郡村記録では家数五七・人数二三九、牛三三。元禄一一年幕府領、同一四年甲斐甲府藩主徳川綱豊領、宝永六年(一七〇九)幕府領、延享四年(一七四七)相模小田原藩領、文化一〇年(一八一三)幕府領、この折の大坂代官の直接支配を求める嘆願書の署名者は五五人(久米町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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