戸賀沢村(読み)とがさわむら

日本歴史地名大系 「戸賀沢村」の解説

戸賀沢村
とがさわむら

[現在地名]雄和町戸賀沢

女米木めめき村の北、雄物川の左岸近くにある小村。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図には二五七石、貞享元年(一六八四)の河辺郡村々御黒印高帳(戸米川村誌)では、高二二一石余、免六ツ。新田高の割合はたいへん低い。耕地は雄物川沿いに開け、田水は堤と渓水を利用していた。宝暦五年(一七五五)打直検地が実施され、高は一四一石に減った。雄物川洪水による川欠けが原因と思われる。戸数は享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に「外ケ沢村」として戸数二〇軒とあるが、文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」には一五軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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