所柄(読み)ところがら

精選版 日本国語大辞典 「所柄」の意味・読み・例文・類語

ところ‐がら【所柄】

〘名〙 (「ところから」とも) その場所に備わっている様子性質。その地方や場所の特色。場所柄。また、その場所の様子によって普通よりいっそうある感じを受けるさま。副詞的にも用いる。
躬恒集(924頃)「あはぢにてあはとくもゐにみしつきのちかきこよひはところがらかも」
※枕(10C終)一六一「ところからなめり、さすがに虫の声などは聞こえたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「所柄」の意味・読み・例文・類語

ところ‐がら【所柄】

その場所の性質。場所柄。「所柄をわきまえた服装」「所柄魚がうまい」
[類語]場所柄土地柄

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