所沢絣(読み)ところざわがすり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「所沢絣」の意味・わかりやすい解説

所沢絣
ところざわがすり

埼玉県所沢および周辺地方で製織された木綿絣で、村山(むらやま)絣ともいう。文化(ぶんか)年間(1804~18)の創製といわれ、安政(あんせい)年間(1854~60)、所沢を集散地にしたことにより、この名称がつけられた。また筬目(おさめ)に経糸(たていと)1本(普通は2本を入れる)を入れることから、一本絣ともよばれていた。紺絣白絣を産出したが、現在では消滅した。

[角山幸洋]

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