精選版 日本国語大辞典 「扆」の意味・読み・例文・類語 い【扆】 〘 名詞 〙 中国で、玉座の後ろに立てたびょうぶで、斧(おの)の形を赤地の絹に縫い取りしたもの。天子が諸侯に対面する時に用いた。転じて、玉座をもいう。[初出の実例]「負レ扆而君臨有レ截」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾)「聖主扆(イ)を負て、春秋安き時無く」(出典:太平記(14C後)八)[その他の文献]〔書経‐顧命〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例