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手向け タムケ

デジタル大辞泉の解説

た‐むけ【手向け】

神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物。「手向けの香華」
別れる人へのはなむけ。餞別(せんべつ)。「卒業生に対して手向けの言葉を呈する」
《峠には道祖神などの境の神が祭られており、そこで旅の安全を祈って供え物をしたところから》山路をのぼりつめた所。峠。
「恐(かしこ)みと告(の)らずありしをみ越路の―に立ちて妹が名告りつ」〈・三七三〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

たむけ【手向け】

神仏、あるいは死者の前に物を供えること。また、その物。特に、道祖神の場合についていうことが多い。 「 -の花」
別れを惜しんで人に贈るしるし。餞別。はなむけ。 「 -の杯」 「 -の言葉」
手向けの神のあるところ。特に、山道の登りつめた所である峠をいう。 「佐保過ぎて奈良の-に置く幣は/万葉集 300
「手向けの神」の略。 「あふさか山にいたりて、-をいのり/古今 仮名序
道中の安全を祈るために神仏に幣ぬさをたてまつること。 「舟を漕ぎ出して漕ぎ来る道に-する所あり/土左」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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