手始(読み)てはじめ

精選版 日本国語大辞典 「手始」の意味・読み・例文・類語

て‐はじめ【手始】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事をするはじめ。事にとりかかるはじめ。着手の第一。しはじめ。
    1. [初出の実例]「手はじめに、その大内造営の事を先申ざたせん」(出典:愚管抄(1220)五)
    2. 「馬士めもともに打殺して、荷の中に金ありと見たれば、よきかせぎぞ。手初めしてみせよ」(出典:読本・春雨物語(1808)樊噲上)
  3. その年の新茶の芽を、はじめて摘むこと。《 季語・春 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  4. 技芸などのいとぐち。初歩

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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