手漉き紙(読み)テスキシ(その他表記)handmade paper

デジタル大辞泉 「手漉き紙」の意味・読み・例文・類語

てすき‐し【手×漉き紙】

手で漉いて作った紙。てすきがみ。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「手漉き紙」の解説

手漉き紙

「てすきがみ」と読む.和紙では雁皮,楮,三椏など,洋紙では亜麻,麻,木綿など,植物靭皮繊維を水に溶かし,その紙料網状の簀で一枚一枚手作業で漉き圧搾乾燥などして仕上げた紙.機械漉き紙に対して用いる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の手漉き紙の言及

【和紙】より

…〈わがみ〉ともいう。洋紙に対照する名称で,日本で漉(す)かれた手漉きの紙をいうが,現状では手漉紙を模倣した機械漉きの和紙を含めて用いられる場合もある。
[特色]
 現在,植物の繊維をおもな原料として,手づくりで紙を作る技術は,日本以外のアジア(中国,朝鮮,台湾,インド,ネパール,ブータン,タイなど)やヨーロッパ(イタリア,フランス,イギリスなど),あるいは近年,新しい手づくり運動の一環として紙漉きが盛んなアメリカなど,なお数多くの国々で行われている。…

※「手漉き紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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