手焼(読み)テヤキ

デジタル大辞泉 「手焼」の意味・読み・例文・類語

て‐やき【手焼(き)】

機械を用いず、手で取り扱って焼くこと。また、自分で焼くこと。また、その焼いた物。「手焼きせんべい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手焼」の意味・読み・例文・類語

て‐やき【手焼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分で焼くこと。また、機械ではなく、人の手で焼くこと。
    1. [初出の実例]「ととの手やきのかなづちせんべい」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)
  3. 賭博(とばく)で、手がつかないで損をすること。
    1. [初出の実例]「跡を追目の盆の上、一六勝負の首がけもどっちに手焼(テヤキ)があっても悪い」(出典歌舞伎小春穏沖津白浪小狐礼三)(1864)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android