手筆(読み)シュヒツ

精選版 日本国語大辞典 「手筆」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ひつ【手筆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の手で書くこと。また、その筆跡。自筆。
    1. [初出の実例]「いやこれにくゎいしが御ざる、やれやれ見事なしゅひつかな」(出典:虎明本狂言・八句連歌(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐文苑下・趙壱伝〕
  3. ( 転じて ) 著書をいう。
    1. [初出の実例]「外道の経書、手筆(シュヒツ)(〈注〉フテカキ)をこのまし」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「手筆」の読み・字形・画数・意味

【手筆】しゆひつ

自筆。

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