コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

経書 けいしょ Jing-shu

6件 の用語解説(経書の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経書
けいしょ
Jing-shu

中国,儒教の基本的古典。経ともいい,根本法則の意。戦国時代思想家には,その教義の原則を経とする者があったが,儒家は昔から伝承されていた古典を経書とし,戦国時代末期には,『詩』『書』『礼』『楽』『春秋』の5つの経がほぼできていた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

けい‐しょ【経書】

中国古代の聖賢の教えを述べた書物。儒教の経典。四書五経十三経の類。経籍。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

経書【けいしょ】

儒教の基本的文献。経は〈たて糸〉,聖賢の不変の教えを意味する。前漢の武帝の時(前136年)五経博士が置かれ,《易経》《書経》《詩経》《礼記》《春秋》を経とした。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

けいしょ【経書 jīng shū】

永遠の真理を説いた中国の古典。ふつうに《易》《書》《詩》《礼(らい)》《春秋》をさす。経は〈織の縦糸〉を意味し,織布に縦糸があるように,聖人の述作した典籍は古今を通じて変わらない天地の大経,不朽の大訓を示すものであるとして,経書と称した。孔子の学園では《詩》《書》が教学に用いられて尊ばれたが,これらを経と呼ぶことはなかった。経が権威ある古典として諸他の書物から区別されるのは周・秦の間のことであり,荀子では《礼》《楽》《詩》《書》《春秋》の五つが経として価値づけられている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

けいしょ【経書】

〔「経」はたて糸。古今を貫く真理を載せた書物の意から〕
儒教の経典。四書・五経・九経・十三経の類。中国古代の聖賢の教えを記した書物。経籍。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経書
けいしょ

中国における儒家古典。経史子集(けいしししゅう)の経部の書。単に経ともよぶ。『易』『書』『詩』『礼(れい)』『春秋』の五経(ごきょう)がその根幹をなす。『春秋』は孔子(孔丘(こうきゅう))の述作。ほかみな孔子の刪定(さんてい)(削り定めての編集)になり、五経にこそ古代の聖人・賢人の心をとらえうると信じ、それを目標とするのが経学である。経とは織物を織るときの経糸(たていと)、正統の書との意識で、後漢(ごかん)に流行した讖緯(しんい)の書を緯糸(よこいと)に見立てて緯書(いしょ)とよぶが、糸の縦横などはるかに超えて、五経とは五つの永遠の書、絶対の書の意であり、五経のなかには人間の生活に必要な道理はすべて含まれていると意識される。そうした意識の確立は、紀元前1世紀、漢の武帝が諸子百家を退けて六経(りくけい)(『楽(がく)』は滅び実質は五経)を表彰したときにあり、以後2000年にわたって、五経は必読の古典であり、倫理と政治の規範とされた。
 また経の文章は、素朴な古代言語ではあるが、諸子の文の俗なるとは懸絶して雅であり、「日月(じつげつ)と倶(とも)に懸り、鬼神と奥(おう)を争う」(『文選』序)とまでの尊貴な言語であるとして、文学の原理がここに求められる。中国最古の図書分類、前漢末劉(りゅうきん)の「七略」において、『論語』『孝経』をあわせ六芸(りくげい)略を設けて別格に扱われた。のちの四部分類、経史子集における経部も同じ意識である。六朝・唐に漢訳仏典が経(きょう)とよばれたり、「道徳経(きょう)」(老子)、「南華真経(なんげしんきょう)」(荘子)などみな尊崇してのこと。宋明(そうみん)の学では四書、とくに『論語』が親しまれ、清朝(しんちょう)経学は『十三経注疏(ちゅうそ)』を学の根底とした。なお七経、九経などの数え方もある。[近藤光男]
『平岡武夫著『経書の成立』(1945・全国書房) ▽「『五経・論語』解説」(『吉川幸次郎全集21』所収・1975・筑摩書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の経書の言及

【今文学】より

…今文経学ともいう。中国,経書研究の一学派。古文学に対する語。…

【経学】より

…中国古典の〈経書(けいしよ)〉〈四書五経(ししよごきよう)〉など,の解釈をめぐる学術。〈経書〉は,儒家の奉持した基本文献のことで,単に〈経(けい)〉ともいう。…

※「経書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

経書の関連キーワード三身通書永遠の真理無生忍永遠の眠り悟る永遠の愛永遠の終り永遠のチャンピオン永遠の夢

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

経書の関連情報