才取・宰取(読み)さいとり

精選版 日本国語大辞典 「才取・宰取」の意味・読み・例文・類語

さい‐とり【才取・宰取】

〘名〙
① (「すあいとり」の変化した語) 売買の仲介をして口銭を得ること。また、それを業とする人。才取人。
※評判記・当世名家評判記(1835)詩文家之部「詩話補遺書画会さいとりで困るそうだ」
左官助手で、漆喰(しっくい)壁土才取棒に載せて、足場の上にいる左官に差し出す役の者。
※雑俳・柳多留‐一五六(1838‐40)「才取は武蔵左官は御曹子

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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