打ち囃す(読み)ウチハヤス

デジタル大辞泉 「打ち囃す」の意味・読み・例文・類語

うち‐はや・す【打ち×囃す】

[動サ五(四)]
太鼓などを打って調子をとる。「かねや太鼓を―・す」
はやしたてる。おだてあげる。「仲間から―・される」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ち囃す」の意味・読み・例文・類語

うち‐はや・す【打囃】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 調子をつけて物を打ちたたく。小鼓大鼓、太鼓などを打って、囃子(はやし)を奏する。
    1. [初出の実例]「たかき台にぞうちはやすを聞てはいかなる者も楽を面白思ふべし」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)八)
  3. ( 「うち」は接頭語 ) わいわいおだてあげる。
    1. [初出の実例]「太鼓衆にうちはやされて、鼻の先うぞやきうごうごとして」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)

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