打出し(読み)ウチダシ

デジタル大辞泉 「打出し」の意味・読み・例文・類語

うち‐だし【打(ち)出し】

《「打ち出し太鼓」から》芝居・相撲で、一日興行の終わり。また、その合図。はね。
金属板裏面から模様や浮き彫りを打ち出す金工技法。鎚鍱ついちょう
出衣いだしぎぬ2」に同じ。
近世検地によって表高おもてだかより余り地の出ること。打ち出し高。竿さお延び。
[類語]終演閉幕はね

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出衣 表高

世界大百科事典(旧版)内の打出しの言及

【歌舞伎】より

…太鼓を五つ打つ打法に由来する名称。 打出し(うちだし)劇場習俗の囃子の一つ。大太鼓の独奏により一日の上演の終りを知らせる意味で,終演と同時に打ち出される。…

※「打出し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む