打勝・打克(読み)うちかつ

精選版 日本国語大辞典 「打勝・打克」の意味・読み・例文・類語

うち‐か・つ【打勝・打克】

〘自タ五(四)〙
戦争や、勝負事などで相手を破る。負かす。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「いくさなりともうちかちなんや」
仮名草子浮世物語(1665頃)一「博奕(ばくち)にうちかたんと策(はかりこと)をめぐらすを」
② (多く「打克」と書く) 困難や苦しみ、感情などに負けないで、それを乗り越える。克服する。
舞姫(1890)〈森鴎外〉「わが臆病なる心は憐憫の情に打ち勝たれて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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