打変る(読み)ウチカワル

デジタル大辞泉 「打変る」の意味・読み・例文・類語

うち‐かわ・る〔‐かはる〕【打(ち)変(わ)る】

[動ラ五(四)]打って変わる」に同じ。「変わる」を強めていう語。
「今迄の傾城買いとは、裏と表のように、―・った狂言として」〈菊池寛・藤十郎の恋〉

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精選版 日本国語大辞典 「打変る」の意味・読み・例文・類語

うち‐かわ・る‥かはる【打代・打変】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 交替する。入れ替わる。
    1. [初出の実例]「少将、少弁などうちかはりつつまゐらせて」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)一)
  3. すっかり前と変わる。うってかわる。
    1. [初出の実例]「きこしめして御気色うちかはりにしかば」(出典:高倉院厳島御幸記(1180))

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