普及版 字通 「扞」の読み・字形・画数・意味


6画

[字音] カン
[字訓] ふせぐ・まもる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は干(かん)。干は方形の盾の象形。その盾を以て衛ることを扞(かんぎよ)という。もと干吾に作り、金文の〔毛公鼎〕に「王の身を干吾(かんぎよ)せよ」とみえる。〔説文十二上に「(そこ)なふなり」、字条十下に「很(もと)るなり」とするが、扞は干の動詞形とみるべき字である。

[訓義]
1. ふせぐ、まもる、こばむ、とどめる。
2. 扞、おおう。
3. 扞弦、ゆがけ。
4. 干と通じ、おかす。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕扞 マモル・フセグ・スツ・カムカフ・ハラフ・タモツ・ハル

[熟語]
扞遏扞衛・扞格扞弓扞拒扞圉扞禦・扞弦扞護扞戍・扞城・扞制・扞難扞憮・扞扞戻
[下接語]
垣扞・救扞・拒扞・禦扞・亢扞・剋扞・自扞・守扞・殊扞・戎扞・障扞・定扞・抵扞扞・扞・扶扞・扞・扞・辺扞・鋒扞・防扞

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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