デジタル大辞泉 「抄物書」の意味・読み・例文・類語 しょうもつ‐がき〔セウモツ‐〕【抄物書(き)】 1 仏書などで、漢字の字画を省略して書いたもの。「菩薩ぼさつ」を「𦬇」、「醍醐だいご」を「酉酉」、「縁覚(覺)」を「ヨヨ」とする類。省文せいぶん。2 心覚え。速記などのための記録書。略書。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「抄物書」の意味・読み・例文・類語 しょうもつ‐がきセウモツ‥【抄物書】 〘 名詞 〙① 僧侶などが書写などをする際に、頻繁に出てくる、漢字の字画を省略して書く書き方。菩薩を「」、醍醐を「酉酉」と書く類。[初出の実例]「仏家に古来より用ふるところの省字あり。抄書に便ずるなり。〈華臺〉、〈仏頂〉〈略〉これを抄物書(ガキ)といひ」(出典:随筆・文教温故(1828)下)② 記録書。心おぼえ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例