記録書(読み)キロクガキ

デジタル大辞泉 「記録書」の意味・読み・例文・類語

きろく‐がき【記録書(き)】

記録文などに多く用いられた、一種略字。漢字の字画一部を用い、醍醐だいごを酉酉、菩薩ぼさつを𦬇と書く類。抄物しょうもつ書き。

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精選版 日本国語大辞典 「記録書」の意味・読み・例文・類語

きろく‐がき【記録書】

  1. 〘 名詞 〙 記録を書くのに多く用いられた、一種の略字。漢字の字画を符号的に省略したもの。抄物書(しょうもつがき)
    1. [初出の実例]「記録書とは大納言を大糸言、中將を中爿、應永を応永、〈略〉醍醐を酉酉と書を云ふなり〈略〉片仮名の半体も記録書のごとし」(出典:随筆・夏山雑談(1741)二)

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