投資の二重性(読み)とうしのにじゅうせい(その他表記)duality of investment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「投資の二重性」の意味・わかりやすい解説

投資の二重性
とうしのにじゅうせい
duality of investment

投資をすることによって総需要の拡大ばかりでなく,生産力増加をももたらす効果があるという二重性をさす。 J.M.ケインズが総需要の拡大に対する効果にしか目を向けなかったのに対し,ハロッド=ドーマーは生産力に対する効果にも目を向けなければならないことを強調し,この点に着目した経済成長論を構築した。彼らはこの2つの効果がバランスをとるような成長率を保証成長率と呼び,人口の成長率で定義される自然成長率と保証成長率との一致が恒常的な経済成長のための条件であることを示した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む