折立(読み)おりたて

精選版 日本国語大辞典 「折立」の意味・読み・例文・類語

おり‐たてをり‥【折立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 箱、櫃(ひつ)などの内側全体を錦などの織物で張りこめたもの。おたて。
    1. [初出の実例]「衣筥(ころもばこ)のをりたて入帷子(いれかたびら)包覆下机など」(出典:類従本紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一三日)
  3. 連句懐紙の各折(おり)の最初の句。おったて。ただし、初折(しょおり)の第一句は発句として別扱いされるので、折立とは呼ばれない。普通、歌仙では二の折の表第一句をさすことが多い。

お‐たてを‥【折立】

  1. 〘 名詞 〙 「おりたて(折立)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「衣筥のをたて・入帷子(いれかたびら)・包覆(つつみおほひ)・下机など」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む