折込広告(読み)おりこみこうこく

精選版 日本国語大辞典 「折込広告」の意味・読み・例文・類語

おりこみ‐こうこくをりこみクヮウコク【折込広告】

  1. 〘 名詞 〙 新聞雑誌にはさみ込んで配布される印刷された広告。ちらし。
    1. [初出の実例]「『少女倶楽部』六月号の折(ヲ)り込(コ)み広告(クヮウコク)が」(出典浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉四八)

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流通用語辞典 「折込広告」の解説

折り込み広告

新聞に折り込まれた広告をいう。新聞の販売店を単位として、その配達先である家庭事業所に配布される。チラシ広告ならびにそれ以外の印刷物が使用される。特定地域を重点的に狙うのに適した広告であり、そのほか、新聞の選択に揺る対象の選択ができる。

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世界大百科事典(旧版)内の折込広告の言及

【広告】より

…そのほか,(ロ)特定の対象へ直接郵送するDM(ダイレクト・メール)広告があり,これは宛名広告または指名広告ともいわれる。また特定の地域へ配布するものとして,新聞にはさみ込まれる折込広告や,チラシ広告などもある。さらに(ハ)販売促進の手段として使われる商業印刷物やカタログ,またカレンダー,手帳,タオルなどを使った贈物広告やノベルティ広告など,さまざまなものがある。…

【引札】より

…引札は,江戸では盛んだったが,京坂になるとずっと少なく,さらに三都以外になるときわめてまれで,一般化するのはだいたい明治以降である。配布方法は,江戸時代~明治時代には小僧や人足を使って配るのが普通で,現在のように新聞に折り込む〈折込広告〉になったのは,大正末ころからのことである。そしてこのころから引札の名称もちらし広告,略してちらしに定着した。…

※「折込広告」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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