抜穂(読み)ヌキホ

デジタル大辞泉 「抜穂」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐ほ【抜(き)穂】

《「ぬきぼ」とも》稲の穂を抜き取ること。また、その穂。特に、大嘗祭だいじょうさいのとき、悠紀ゆき主基すき斎田の稲の穂を神饌しんせん用に抜き取る神事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抜穂」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐ほ【抜穂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぬきぼ」とも ) 稲の穂を抜き取ること。また、その穂。特に、大嘗祭神饌の料とするため、悠紀(ゆき)主基(すき)の斎田の穂を抜き取ること。
    1. [初出の実例]「大神の御田の稲を抜穂に抜て」(出典:皇太神宮儀式帳(804))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android