抱ゆ(読み)カカユ

デジタル大辞泉 「抱ゆ」の意味・読み・例文・類語

かか・ゆ【抱ゆ】

[動ヤ下二]《「かか(抱)う」が室町時代以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「抱ゆる」となる例が多い》「抱える」に同じ。
「乗合一同、旅の苦を忘れて、腹を―・ゆるほどに」〈魯文西洋道中膝栗毛
ねん永く切って高給を出し、気遣ひなしに先金も大分出して―・ゆる事なり」〈浮・禁短気・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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