抵当保険(読み)ていとうほけん(その他表記)Hypothekenversicherung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抵当保険」の意味・わかりやすい解説

抵当保険
ていとうほけん
Hypothekenversicherung

抵当権の目的となっている物の滅失毀損により,抵当権者が受ける損害填補を目的として,抵当権者みずから自己のために締結する損害保険。たとえば,抵当権が設定されている家屋が焼けると,抵当権者は貸金返還を受けられないおそれがある。この場合家屋に火災保険がついていれば一応,その保険金によって弁済される可能性はあるが,債務者が任意に支払いをしないおそれもあるので,債権者みずからが被担保債権の弁済受領可能性の減少にそなえてあらかじめ保険をつけておく実益がある。これは一種信用保険で現在は債権保全火災保険契約として行われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む