押妨(読み)オウボウ

デジタル大辞泉 「押妨」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぼう〔アフバウ〕【押妨】

《「おうほう」とも》他人所領などに押し入って乱暴を働いたり、不当な課税をしたりすること。
先例に任せて、入部の―をとどめよ」〈平家・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押妨」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぼう アフバウ【押妨・横ワウ妨】

〘名〙 (「おうほう」とも) 正当な権利を持たない者が、暴力的あるいは不当な手段で土地横領、所領侵入、不当課税などの非法行為をすること。
※石山寺所蔵虚空蔵念誦次第裏文書‐康保三年(966)三月五日・藤原公忠解「臨成熟之期、忽有横妨、其妨之趣、〈略〉廻左右謀計所横妨也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android